デジタル大辞泉 「游」の意味・読み・例文・類語 ゆう【游】[漢字項目] [音]ユウ(イウ)(漢) [訓]およぐ1 およぐ。「游泳・游魚/回游」2 位置を定めず水上を動き回る。「游禽ゆうきん・游弋ゆうよく/浮游」3 川の流れ。「下游・上游」4 あそぶ。ぶらぶらする。あちこち歩く。「游士・游民」[補説]「遊」を代用字とすることがある。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
普及版 字通 「游」の読み・字形・画数・意味 游12画(異体字)13画 [字音] ユウ(イウ)[字訓] あそぶ・およぐ・ゆく[説文解字] [金文] [字形] 形声声符は(ゆう)。は氏族旗を奉じて外に旅する意で、游・(遊)の初文。〔説文〕七上に「旌旗の(りう)なり」とあり、をその古文とする。流は吹き流し。・游・三字はもと同字であるが、のち次第に慣用を生じた。〔詩、周南、漢広〕に「に游女り」とは、漢水の女神。その祭祀は、女神出遊の形式をとるもので、水渡りをする。旗は神霊の宿るところであり、游・はもと神の出遊をいう字であったが、神を奉じてゆくことをいい、神のように自由に行動することをもいう。[訓義]1. あそぶ、出行する。2. うかぶ、およぐ、水渡りする。3. ゆく、まじわる、他の地へゆく。4. きままにする、ほしいままにする。5. と通じ、はたあし。6. 水流、川の流れ。[古辞書の訓]〔名義抄〕游 オヨグ・ウカブ・アソブ・ケガル・ユク 〔字鏡集〕游 ハナツ・オヨグ・ミナギル・ウカブ・アソブ・カケル・ユク 〔立〕游 ヲヨグ・ウカブ・アソブ[語系]游・・jiuは同声。もと一字。(道)・(導)duは相似た語で、氏族霊の宿る旗を奉じてゆくことをといい、異族の首を提げて、道の邪神を祓いながら進むことを・という。相似た習俗に発し、声義に関係がある。*語彙は・遊の条参照。語彙に文例としてあげるものには、テキストにより游また遊に作るものがあり、両者を厳密に区別することは困難である。[熟語]游移▶・游意▶・游佚▶・游逸▶・游▶・游雲▶・游泳▶・游衍▶・游苑▶・游宴▶・游園▶・游讌▶・游街▶・游学▶・游閑▶・游款▶・游宦▶・游▶・游玩▶・游記▶・游嬉▶・游騎▶・游戯▶・游妓▶・游客▶・游旧▶・游居▶・游居▶・游興▶・游禽▶・游虞▶・游詣▶・游憩▶・游芸▶・游屐▶・游言▶・游顧▶・游幸▶・游好▶・游敖▶・游遨▶・游魂▶・游棍▶・游卒▶・游倅▶・游財▶・游散▶・游士▶・游仕▶・游糸▶・游志▶・游徙▶・游資▶・游肆▶・游事▶・游辞▶・游樹▶・游従▶・游処▶・游商▶・游将▶・游渉▶・游翔▶・游賞▶・游矚▶・游心▶・游神▶・游塵▶・游声▶・游精▶・游夕▶・游仙▶・游僧▶・游想▶・游息▶・游惰▶・游談▶・游眺▶・游鳥▶・游蝶▶・游偵▶・游程▶・游艇▶・游騁▶・游適▶・游田▶・游畋▶・游盪▶・游▶・游道▶・游博▶・游泛▶・游盤▶・游費▶・游牝▶・游附▶・游兵▶・游眄▶・游歩▶・游牧▶・游沫▶・游慢▶・游民▶・游優▶・游溶▶・游漾▶・游弋▶・游邏▶・游楽▶・游履▶・游離▶・游侶▶・游猟▶・游▶・游麗▶・游歴▶・游山▶[下接語]佚游・逸游・泳游・宴游・下游・外游・観游・嬉游・客游・娯游・遨游・周游・出游・上游・心游・清游・游・游・惰游・汎游・浮游・慢游・優游・来游 出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報