漁況(読み)ぎょきょう(英語表記)fluctuations of catch

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

漁況
ぎょきょう
fluctuations of catch

漁獲量の時間的な変化の状況。漁獲高が多いと漁況がよいという。漁況は,同一年内の短期間でも,あるいは経年的にも変動する。その原因として,資源量の変動,海況の変動による回遊経路の変化などがあげられる。「魚群は潮目に集る」という言葉は漁況と海況の関係をよく表現したもので,日本近海,北海,北アメリカのニューファンドランド近海は世界の三大漁場といわれるが,いずれも暖流と寒流の衝突する海域である。海況の変動は漁況に影響を与え,海況の異常は漁況に大きな打撃を与える。

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デジタル大辞泉の解説

ぎょ‐きょう〔‐キヤウ〕【漁況】

漁獲量の変動の状態。魚のとれぐあい。「漁況がいい」

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世界大百科事典 第2版の解説

ぎょきょう【漁況 fishing conditions】

漁業の状況すなわちある時点での漁獲良否をいう。単位としてとる時空間の範囲は狭い場合も広い場合もある。例えば相模湾の,ある定置網での春ブリの漁況ということもあるし,昨年のサンマの漁況というようにもいう。水産資源の消長は,乱獲として知られるように人間による漁獲の影響もあるが,自然の環境変動に影響されるところが大きい。水生生物の分布,移動は水温,塩分など種々の環境要因に支配される。漁期における漁場の環境条件を海況というが,漁況は海況と密接に関連しており,漁況,海況,あるいは漁海況と並べられる場合が多い。

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大辞林 第三版の解説

ぎょきょう【漁況】

漁場における魚の種類・大きさ・漁獲量、魚群の様子などの総合的な状況。

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精選版 日本国語大辞典の解説

ぎょ‐きょう ‥キャウ【漁況】

〘名〙 漁獲の行なわれる状況。漁場での魚の種類大小、魚群の大小・濃淡・動き・餌付きの良否、漁獲量など。

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