炊爨(読み)スイサン

デジタル大辞泉 「炊爨」の意味・読み・例文・類語

すい‐さん【炊×爨】

[名](スル)飯を炊くこと。炊飯炊事。「飯盒はんごう炊爨
[類語]飯炊き下働き下男下女召し使い奴隷奴婢どひ男衆下僕忠僕老僕爺や権助風呂焚き三助女子衆下婢端女はしため小間使い

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精選版 日本国語大辞典 「炊爨」の意味・読み・例文・類語

すい‐さん【炊爨】

  1. 〘 名詞 〙 飯をたくこと。煮たきすること。炊事。
    1. [初出の実例]「肩舁野蔬、以助黎民之炊爨」(出典菅家文草(900頃)一〇・為小野親王謝別給封戸第三表)
    2. 「雨のために諸隊の炊爨(スイサン)は不可能になったので」(出典:篝火(1939‐41)〈尾崎士郎〉二)
    3. [その他の文献]〔礼記注‐月令・季冬〕

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普及版 字通 「炊爨」の読み・字形・画数・意味

【炊爨】すいさん

炊事をする。〔晋書、祖納伝〕最も操行り、能く言し、るべし。性至孝。少(わか)くして。常に自ら炊爨して、以て母をふ。

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