無能(読み)ムノウ

デジタル大辞泉 「無能」の意味・読み・例文・類語

む‐のう【無能】

[名・形動]能力才能がないこと。役に立たないこと。また、その人や、そのようなさま。「無能指揮官」「無能無策」⇔有能
[類語]無能力非力駄目能無し能がない非才無力なまくら低能

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精選版 日本国語大辞典 「無能」の意味・読み・例文・類語

む‐のう【無能】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) 能力のないこと。才能のないこと。また、そのさまやその人。
    1. [初出の実例]「多歳追従文墨客、明時愧独事無能」(出典:江吏部集(1010‐11頃)上・暮秋左相府東三条第守庚申同賦池水浮明月)
    2. 「無能にて、その座に候だにかたはらいたきに」(出典:古今著聞集(1254)六)
    3. [その他の文献]〔論語‐衛霊公〕

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「無能」の解説

無能 むのう

1683-1719 江戸時代中期の僧。
天和(てんな)3年生まれ。浄土宗陸奥(むつ)石川郡(福島県)の人。同地専称寺の良通に名越(なごえ)流の教えをうける。日課に念仏十万遍をとなえ,31歳で男根をたち,常坐不臥の行をつづけた。自著の「いろは和讃」などで教化にもつとめた。享保(きょうほう)4年1月2日死去。37歳。俗姓矢吹。法名は学運。号は興蓮社良崇。

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普及版 字通 「無能」の読み・字形・画数・意味

【無能】むのう

才能がない。唐・宋之問〔陸渾山荘〕詩 野人、性を相ひ問ひ 山鳥、自ら名を呼ぶ 去り去りて獨り吾(われ)樂しまん 無能、此の性を愧(は)づ

字通「無」の項目を見る

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