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照準器 しょうじゅんきfire control instrument

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

照準器
しょうじゅんき
fire control instrument

銃砲弾を目標に命中させるために,銃砲の高低,方角を決定するのに用いる装置照準具ともいう。最も簡単なものは,照門照星からなり,肉眼でこのニつが目標と一線上に重なるように,ねらいを定める装置で,今日でもに使われている。 20世紀の初めまで砲も照門,照星によって照準を行なった。しかし,砲戦距離が大きくなるにつれて射撃指揮が複雑化し,弾着を観測する照準望遠鏡測距儀距離計,距離曲線盤,変距率盤,方位盤など多様な照準具が登場した。レーダ,電算装置の発達に伴って,自動的または半自動的に照準が行なわれる射撃統制装置が生まれ,射撃指揮は一変した。銃用の照準眼鏡は主として狙撃用に使われる。また,夜間照準用には赤外線を照射し,反射線を撮像器によって目視するアクティブ式暗視装置と,目標が発する微弱な赤外線を増幅してとらえるパッシブ式暗視装置がある。現在ではパッシブ式が主流となっている。

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デジタル大辞泉の解説

しょうじゅん‐き〔セウジユン‐〕【照準器/照準機】

爆撃・銃砲撃のねらいを定めるための装置。また、望遠鏡やカメラで、目的物焦点を合わせるための装置。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

照準器
しょうじゅんき
sights

銃砲の弾丸、魚雷、爆弾、ミサイルなどを目標に命中させるための器具。目視式、光学式、電波式および音波式のものがある。もっとも簡単なのは小銃や拳銃(けんじゅう)についている照星・照門式のもので、両者を通過する見通し線を正確に目標に向ければ発射された弾丸が命中するようになっている。遠距離の目標をねらうため銃砲に適当な仰角を与えるための照準器には照尺(表尺)がついている。横に移動する目標に対しては横尺があり、飛行目標に対しては立体照尺が考案され、目標の未来位置に弾丸が到達するようになっている。艦砲や狙撃(そげき)銃には光学式の照準器を備えており、電波利用のものは、レーダーにより目標の測定追跡、諸元算定、砲の旋回俯仰(ふぎょう)などの照準操作がすべて自動的に連動する。水中では潜望鏡(光学式)、ソナー(音波式)を利用する。最近はレーザーとコンピュータとを組み合わせ、諸元を瞬間的に算定する照準器も実用化されている。[小橋良夫]

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