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狂った果実 クルッタカジツ

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デジタル大辞泉の解説

くるったかじつ〔くるつたクワジツ〕【狂った果実】

石原慎太郎の小説。太陽族とよばれる若者たちの青春と暴力を鮮烈に描く。昭和31年(1956)刊行。同年、中平康監督により映画化。出演、石原裕次郎津川雅彦、北原三枝ほか。印象的な映像はフランスヌーベルバーグ映画監督たちにも影響を与えたとされる。

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デジタル大辞泉プラスの解説

狂った果実

1981年公開の日本映画。監督:根岸吉太郎、脚本:神波史男。出演:本間優二、蜷川有紀、益富信孝、永島暎子、岡田英次、小畠絹子、無双大介ほか。「太陽族」の青年たちの奔放な生活を描く。第24回ブルーリボン賞監督賞受賞。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

狂った果実
くるったかじつ

日本映画。1956年(昭和31)、中平康(なかひらこう)監督。原作は石原慎太郎。春次(津川雅彦(つがわまさひこ)、1940― )はリゾート地で出会った恵梨(北原三枝(きたはらみえ)、1933― )に心を奪われ、交際する。だが春次の兄夏久(石原裕次郎)も恵梨と関係をもつ。夏久と恵梨の関係を知った春次は、二人の乗るヨットに自らの運転するモーターボートを体当たりさせる。『太陽の季節』(1956年、古川卓巳(ふるかわたくみ)監督、1917― )に続く、いわゆる「太陽族映画」の一本。『太陽の季節』で脇役として俳優デビューした石原裕次郎は、映画出演二作目の本作でスターとなり、日活の方向性、すなわちアクション映画の量産に多大な影響を与えることになる。後にフランスのヌーベル・バーグで重要な役割を果たすフランソワ・トリュフォーは本作を絶賛した。[石塚洋史]
『『世界の映画作家31 日本映画史』(1976・キネマ旬報社) ▽『映画史上ベスト200シリーズ 日本映画200』(1982・キネマ旬報社) ▽佐藤忠男著『日本映画史2、3、4』増補版(2006・岩波書店) ▽猪俣勝人・田山力哉著『日本映画作家全史 下』(社会思想社・現代教養文庫) ▽文芸春秋編『日本映画ベスト150――大アンケートによる』(文春文庫ビジュアル版)』

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