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狩野孝信 かのうたかのぶ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

狩野孝信
かのうたかのぶ

[生]元亀2(1571)頃
[没]元和4(1618).8.30.
桃山時代後期~江戸時代初期の画家。狩野永徳の次男。幼名与次,のち右近将監に任じられる。兄光信の死後,狩野宗家を指導,徳川氏に仕えて慶長内裏や伏見城本丸書院などに揮毫。遺作は慶長内裏紫宸殿の『賢聖障子』 (仁和寺) ,『後陽成天皇像』 (泉涌寺) ,『五百羅漢像』 (東福寺) ,『三十六歌仙板絵 (徳川美術館) など。いずれも濃い隈取の面貌描写に特徴がある。

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百科事典マイペディアの解説

狩野孝信【かのうたかのぶ】

桃山時代の画家狩野永徳の次男で,狩野光信の弟。光信の没後一門の中心となり,1613年御所の造営に際して障壁画制作を担当。このときの賢聖障子が現在仁和寺(にんなじ)に残っている。

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デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

狩野孝信 かのう-たかのぶ

1571-1618 織豊-江戸時代前期の画家。
元亀(げんき)2年11月25日生まれ。狩野永徳の次男。兄光信の急死後,狩野派の最高指導者となる。慶長18年(1613)御所紫宸殿の「賢聖(けんじょうの)障子」をえがく。翌年名古屋城本丸御殿の障壁画制作を主導した。元和(げんな)4年8月30日死去。48歳。通称は右近。作品はほかに「後陽成天皇像」など。

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朝日日本歴史人物事典の解説

狩野孝信

没年:元和4.8.30(1618.10.18)
生年:元亀2.11.25(1571.12.11)
桃山時代の画家。狩野永徳の次男として京都に生まれる。名を右近,のちに右近将監という。織田信長の家臣佐々成政の娘を妻に迎えたと伝える。兄光信の没後は狩野派の中心となり,慶長18(1613)年の内裏造営では総帥として活躍し,この折描いた「賢聖障子」が仁和寺に伝わっており,基準作とされている。近年各地で孝信作品が発掘され,それによると光信様式の華麗さに加え力強い筆法がみられ,探幽様式の基礎的な線質を準備した画家であったと思われる。墓は京都妙覚寺にあり,法名を円大院孝信日養という。

(安村敏信)

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世界大百科事典 第2版の解説

かのうたかのぶ【狩野孝信】

?‐1618(元和4)
桃山時代の画家。狩野永徳の次男。享年については48歳説をはじめ諸説ある。右近と称する。父と兄光信の没後,慶長年間(1596‐1615)の後半期より元和(1615‐24)初年に狩野派の中心的存在として活躍したが,伝存遺品はきわめて少なく,確かめられるものは次の3点のみである。《後陽成天皇像》(泉涌寺),伝明兆筆《五百羅漢図》の補作2図(東福寺),1612‐13年の内裏造営に際し清涼殿に描いた《賢聖障子》(仁和寺)。

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367日誕生日大事典の解説

狩野孝信 (かのうたかのぶ)

生年月日:1571年11月25日
安土桃山時代;江戸時代前期の画家
1618年没

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世界大百科事典内の狩野孝信の言及

【狩野探幽】より

…江戸初期の画家で江戸狩野の確立者。狩野孝信の長男で,永徳の孫にあたる。幼名采女(うねめ),名は守信。…

【狩野派】より

…室町中期から明治初期まで続いた,日本画の最も代表的な流派。15世紀中ごろに室町幕府の御用絵師的な地位についた狩野正信を始祖とする。正信は俗人の専門画家でやまと絵と漢画の両方を手がけ,とくに漢画において時流に即してその内容を平明なものにした。流派としての基礎を築いたのは正信の子の元信である。漢画の表現力にやまと絵の彩色を加えた明快で装飾的な画面は,当時の好みを反映させたものであり,また工房を組織しての共同制作は数多い障壁画制作にかなうものであった。…

※「狩野孝信」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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