猪瀬 博(読み)イノセ ヒロシ

20世紀日本人名事典 「猪瀬 博」の解説

猪瀬 博
イノセ ヒロシ

昭和・平成期の情報工学者 国立情報学研究所所長;データベース振興センター理事長;産業技術審議会会長;東京大学名誉教授;学術審議会会長。



生年
昭和2(1927)年1月5日

没年
平成12(2000)年10月11日

出生地
東京

学歴〔年〕
東京大学第二工学部電気工学科〔昭和23年〕卒,東京大学大学院修了

学位〔年〕
工学博士〔昭和30年〕

主な受賞名〔年〕
電気通信学会秋山志田記念賞(昭29年度),電気学会電気学術振興賞論文賞(昭30 43 55年度),電子通信学会論文賞(昭37 42年度),松永賞(昭43年度・自然科学部門),電子通信学会業績賞(昭47 50年度),新技術開発財団市村賞・学術の部貢献賞(昭51年度),電子通信学会著述賞(昭54年度),電子通信学会功績賞(昭55年度),東京都科学技術功労者(昭57年度),全国発明表彰発明賞(昭60年度),マルコーニフェローシップ賞(第2回)〔昭和51年〕,日本学士院賞〔昭和54年〕,IEEE(米国電気電子学会)国際通信賞〔昭和57年〕,文化功労者〔昭和60年〕,NHK放送文化賞(第39回)〔昭和63年〕アムステルダム市Blaeu賞〔平成2年〕,文化勲章〔平成3年〕,エリクソン・テレコミュニケーション・アワード(第1回)〔平成9年〕

経歴
昭和29年東芝勤務を経て、31年東京大学助教授、36年教授。49〜53年教育用計算機センター長、52〜56年大型計算機センター長、61年文献情報センター長、同年工学部長などを歴任。62年から文部省学術情報センター(現・国立情報学研究所)所長。この間、32年ペンシルベニア大学、AT&Tベル電話研究所に留学。平成5年データベース振興センター理事長、8年学術審議会会長に就任。統合サービスデジタル網(ISDN)に必要な技術のタイムスロット入れ替え方式の発明で国際的にも知られ、道路交通整備の基礎技術や大学間コンピューターネットワークの実現など情報処理分野で多くの業績を挙げた。第13〜15期日本学術会議会員。主著に「システムを創るエレクトロニクス」「情報の世紀を生きて」など。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

367日誕生日大事典 「猪瀬 博」の解説

猪瀬 博 (いのせ ひろし)

生年月日:1927年1月5日
昭和時代;平成時代の情報工学者。東京大学教授;文部省学術情報センター所長
2000年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

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