デジタル大辞泉 「生す」の意味・読み・例文・類語 な・す【▽生す】 [動サ五(四)]産む。出産する。「子まで―・した仲」[類語]生む・生み落とす・出産・分娩・お産・安産・難産・初産ういざん・初産しょざん・初産はつざん・産する・身二つになる・腹を痛める・産卵・産み付ける・抱卵・孵かえす・孵かえる・孵化ふか・孵卵・托卵 おお・す〔おほす〕【▽生す】 [動サ四]1 草木などを育てる。「誰が秋にあひて荒れたる宿ならむ我だに庭の草は―・さじ」〈平中・三六〉2 つめ・髪などを、伸ばす。生やす。「御髪ながく―・して」〈夜の寝覚・五〉3 子供を養い育てる。養育する。「あやしのきぬの中より―・しまゐらせて」〈讃岐典侍日記・上〉 む・す【▽生す/▽産す】 [動サ五(四)]生はえる。生じる。「苔の―・した墓石」 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
精選版 日本国語大辞典 「生す」の意味・読み・例文・類語 おお・すおほす【生】 〘 他動詞 サ行四段活用 〙 ( 自動詞「おう(生)」の他動詞化したもの )① 草木などを育てる。[初出の実例]「夫の噉ふべき八十木種(やそのこたね)皆能く播(ま)き生(ヲホシ)つ」(出典:日本書紀(720)神代上(丹鶴本訓))② 髪、爪などをのばす。はやす。[初出の実例]「この春よりおほす御ぐし」(出典:青表紙一本源氏(1001‐14頃)薄雲)③ 親などが子どもを養い育てる。養育する。成長させる。[初出の実例]「この宮たちを、〈略〉おほしたてまつり」(出典:宇津保物語(970‐999頃)蔵開中) む・す【生・産】 〘 自動詞 サ行四段活用 〙 草や苔(こけ)などがはえてふえる。生じる。[初出の実例]「河の上(へ)の斎(ゆ)つ岩群(いはむら)に草武左(ムサ)ず常にもがもな常処女(とこをとめ)にて」(出典:万葉集(8C後)一・二二) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by