室町期~江戸期の城。岩手県盛岡市内丸にあり、別称不来方(こずかた)城。城は北上(きたかみ)川とその支流中津川が注ぐ要害の地に築かれ、古く清原武則(きよはらたけのり)の子孫不来方氏の居館があった所で、室町期に南部氏の臣福士(ふくし)氏が南館(みなみだて)と北館(きただて)を築いていたという。のち戦国末期、豊臣(とよとみ)秀吉によって南部領の支配を認められた南部信直(のぶなお)が、それまでの居城三戸(さんのへ)城(青森県三戸町)を捨て、盛岡の地に築城の工をおこしたのである。築城開始の年は1592年(文禄1)、1597年(慶長2)、1598年など諸説がある。以来、南部氏が20万石で世襲し明治に至っている。城は本丸、二の丸(中の丸)、三の丸(北の丸)と淡路丸からなり、現在岩手公園となり、石垣と堀をよく残している。
[小和田哲男]
出典 日外アソシエーツ「事典・日本の観光資源」事典・日本の観光資源について 情報
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