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直毘霊 なおびのみたま

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

直毘霊
なおびのみたま

本居宣長 42歳のときの著。1巻。明和8 (1771) 年成稿。初め『古事記伝』第1巻総説に収められたが,のち単行本として刊行 (1825) 。表題は,直毘神のみたまにより,漢意 (からごころ) を祓い清めるの意。

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デジタル大辞泉の解説

なおびのみたま〔なほびのみたま〕【直毘霊】

江戸中期の神道書。1巻。本居宣長著。明和8年(1771)成立。宣長の神道説・国体観などの骨子を説いたもの。

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百科事典マイペディアの解説

直毘霊【なおびのみたま】

本居宣長(もとおりのりなが)著の国学書。1巻。1771年成る。《古事記伝》巻1〈総論〉中に付載されたが,独立性があり,1825年単刊された。漢意(からごころ)を排し,日本の古代にあった〈惟神(かんながら)〉の道を説く宣長の〈古道論〉の精髄が展開される。

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世界大百科事典 第2版の解説

なおびのみたま【直毘霊】

本居宣長の国学書。《古事記伝》の第1巻〈総論〉中の一編であるが,独立性のある文章なので特にこの名がある。みずから〈此篇(このくだり)は,道といふことの論ひ(あげつらひ)なり〉といっているように,宣長の古道論の精髄を示す。日本古代にあったのは,したがうべき教義として意識されず,なんらの人智を加える必要もなかった〈物にゆく道〉であるとする信念から,ただ神意にまかせる〈惟神(かんながら)〉の道を説く。【野口 武彦】

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大辞林 第三版の解説

なおびのみたま【直毘霊】

国学書。一巻。本居宣長著。1771年成立。漢意からごころを排し、日本古来の精神にもどるべきことを説いたもの。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

直毘霊
なおびのみたま

本居宣長(もとおりのりなが)の古道論書。一巻。1771年(明和8)稿本(『直霊』)が成り、のち彼の主著『古事記伝』の総論の一部としてその第一巻に収められた。賀茂真淵(かもまぶち)の『国意考』と並んで復古神道(古学神道)を代表する書である。日本の古代こそが平和と人間性の完全な開花が実現した理想世界であり、それは神々の計らいを信じ、日神天照大神(あまてらすおおみかみ)を祖神とする代々の天皇の統治に随順した古代人の生き方によってもたらされたものであるとし、この古代人の姿こそが真の神道であると説く。それに対して、儒教や仏教は人間がその限りある知恵をもってつくりだしたものにすぎず、人情に反するばかりか、人間の本性をもゆがめてしまうとして激しくこれを排斥している。[高橋美由紀]

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