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矢じり∥鏃 やじり

世界大百科事典 第2版の解説

やじり【矢じり∥鏃】

石,骨,木,竹,青銅,鉄などでつくり,矢柄(やがら)の一端に着装する。鏃(ぞく)ともいう。鏃は,鏃身の形により,非常に細かく分類することもできるが,茎(なかご)の有無によって,大きく二つに分けることができる。鏃を矢柄に取り付けるにあたり,茎のある有茎鏃の場合は,茎を矢柄に挿し込み,茎のない無茎鏃の場合は,矢柄に切込みを入れて鏃を挟み,糸や細い樹皮などで巻いたり,アスファルトで固定したりした。ただ,古くは必ずしも鏃をつけていたわけではなく,ドイツ旧石器時代末期やエジプトの古・中王国時代にみられるような木製の矢がある。

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世界大百科事典内の矢じり∥鏃の言及

【弓道】より

…弓で矢を射る術の修練を通して心身の鍛錬を狙いとする,日本の伝統的弓射文化の総称。古くは弓術,射術,射芸などと呼ばれた。現代弓道では弓射の理法の修練による人間形成の道を基本理念とし,多くの人々に愛好されている。なお〈弓道〉という用語は江戸時代に一部使用されているが,日本の弓射文化の総称として定着したのは昭和初期に入ってからである。
[歴史]
 弓矢の発祥がいつごろであったか正確には不明であるが,一般には旧石器時代末期には存在していたといわれ,新石器時代には世界の諸文化の中に共通してみられる。…

【チャート】より

…非常に硬く,緻密な岩石で,もっとも代表的なケイ質の生物化学岩である。不純物の量により赤,灰色などさまざまの色を呈する。微晶質ないし隠微晶質の石英やオパール,玉髄などの非晶質無水ケイ酸,あるいはそれらの混合物よりなり,SiO2が95%以上を占める。チャートにはフリント角岩など種々の同義語があり,また特定の国や地質時代のチャートだけに用いる特殊な名称も多い。日本ではかつてチャートをケイ(珪)岩と呼んだことがあったが,ケイ岩とは石英砂岩(オーソコーツァイト)をさすので,現在では使用しない。…

※「矢じり∥鏃」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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