篤学(読み)トクガク

精選版 日本国語大辞典 「篤学」の意味・読み・例文・類語

とく‐がく【篤学】

  1. 〘 名詞 〙 学問に忠実で熱心なこと。学問に励み熱心に努めること。また、その人。
    1. [初出の実例]「高麗国遣使上烏羽之表。群臣諸史莫之能読。而辰尓進取其表、能読巧写、詳奏表文。天皇嘉其篤学、深加賞歎」(出典続日本紀‐延暦九年(790)辛巳)
    2. 「今の阿闍梨は〈略〉篤学(トクガク)修行の聞えめでたく」(出典:読本・雨月物語(1776)青頭巾)
    3. [その他の文献]〔史記‐伯夷伝論〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「篤学」の読み・字形・画数・意味

【篤学】とくがく

学につとめる。〔史記、伯夷伝〕人作(おこ)りて、(あら)はる。伯夷・叔齊、賢なりと雖も、夫子(ふうし)を得て、名(あら)はる。顏淵篤學なりと雖も、驥尾(きび)に附して行ひ顯(あら)はる。

字通「篤」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android