有識(読み)ユウシキ

デジタル大辞泉 「有識」の意味・読み・例文・類語

ゆう‐しき〔イウ‐〕【有識】

学問があり見識の高いこと。また、その人。
ゆうそく(有職)
[類語]博学博識物知り該博博覧生き字引蘊蓄学識造詣学問教養知識学殖素養碩学篤学博覧強記

う‐しき【有識】

仏語対象分析して認識する心の働きのあるもの。有情うじょう

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「有識」の意味・読み・例文・類語

う‐しき【有識】

  1. 〘 名詞 〙 仏語。対象を分析、認識する心のはたらきのあるもの。心識あるもの。有情(うじょう)
    1. [初出の実例]「有識含霊皆悉く安楽の能人、無極の聖と成する他力難思の密意を伝へて」(出典:一遍聖絵(1299)三)
    2. [その他の文献]〔観経疏‐散善義〕

ゆう‐しきイウ‥【有識】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 広く物事を知っていること。学問・識見のあること。また、その人。ゆうそく。〔音訓新聞字引(1876)〕 〔史記‐季布伝〕
  3. ゆうそく(有職)
  4. うしき(有識)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「有識」の読み・字形・画数・意味

【有識】ゆう(いう)しき

識見を備えた者。〔史記、季布伝〕夫(そ)れ陛下一人の譽を以て臣を召し、一人の毀(そし)りを以て臣を去る。臣、天下の、之れを聞きて、以て陛下を(うかが)ふらんことをる。

字通「有」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む