デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「祐尊」の解説
祐尊(3) ゆうそん
元徳元年生まれ。東寺領播磨(はりま)(兵庫県)矢野荘の代官。永和2=天授2年荘園の収取基準をきめたが,翌年惣荘一揆(そうしょういっき)がおこり,その責任をとわれて罷免された。のち最勝光院,宝荘厳院の公文(くもん)となる。応永19年10月5日死去。84歳。通称は上総房(かずさぼう),高井法眼。
祐尊(1) ゆうそん
久安3年生まれ。真言宗。京都仁和(にんな)寺で仁証の弟子となる。建暦(けんりゃく)3年東寺長者。同年神泉苑の雨乞いの修法で霊験をあらわした。権大僧都(ごんのだいそうず)。貞応(じょうおう)元年5月27日死去。76歳。