神戸牛(読み)コウベギュウ

デジタル大辞泉 「神戸牛」の意味・読み・例文・類語

こうべ‐ぎゅう〔かうべギウ〕【神戸牛】

神戸ビーフ

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精選版 日本国語大辞典 「神戸牛」の意味・読み・例文・類語

こうべ‐うしかうべ‥【神戸牛】

  1. 〘 名詞 〙 但馬丹波出雲などから神戸に集められ、食肉にする和牛総称。また、その肉。こうべぎゅう。
    1. [初出の実例]「毛色と云ひ肉付と云ひ、喰ったら神戸牛(カウベウシ)以上だらうと思はれた」(出典:米国見物(1910)〈正岡芸陽〉神田先生)

こうべ‐ぎゅうかうべギウ【神戸牛】

  1. 〘 名詞 〙こうべうし(神戸牛)

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「神戸牛」の意味・わかりやすい解説

神戸牛
こうべうし

神戸地方で肥育された肉用牛黒毛和種に属する但馬牛を農厚飼料で特別に飼育する。肉の筋繊維の間に脂肪が混りいわゆる霜降り肉となるため,高級和牛肉として出荷される。

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デジタル大辞泉プラス 「神戸牛」の解説

神戸牛

但馬牛をもと牛として、兵庫県で肥育された黒毛和種の牛肉のうち一定基準を満たしたもの。「神戸ビーフ」に同じ。地域団体商標。厳しい認定基準による高品質で知られる。

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栄養・生化学辞典 「神戸牛」の解説

神戸牛

 コウベビーフともいう.和牛の肉の銘柄一つ脂肪交雑の多い,すきやきなどに使われる高級肉.

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世界大百科事典(旧版)内の神戸牛の言及

【牛肉】より

…ロース部の肉の筋繊維の間の結合組織に脂肪が入りこんだものは霜降り(マーブリング)肉と呼ばれる。但馬(たじま)牛というのはこれらの銘柄牛の素(もと)牛の生産地としての地名により,神戸牛というのは過去においてこれらの銘柄牛の積出地としての地名による。乳牛(ホルスタイン種)の雄の子牛も肥育されて肉用となる。…

※「神戸牛」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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