神杉(読み)カムスギ

デジタル大辞泉 「神杉」の意味・読み・例文・類語

かむ‐すぎ【神杉】

かみすぎ」に同じ。
石上いそのかみ布留の―神さぶる」〈・二四一七〉

かみ‐すぎ【神杉】

神域にある杉。神が降臨するという杉。かむすぎ。
「あさみどり霞みにけりな石上いそのかみふる野に見えし三輪の―」〈続古今・春上〉

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精選版 日本国語大辞典 「神杉」の意味・読み・例文・類語

かん‐すぎ【神杉】

〘名〙 (「かむすぎ」と表記) 神社境内などにあり、神の降りる木である杉。神木の杉。かみすぎ。
万葉(8C後)二・一五六「三諸(みもろ)の神(みわ)の神須疑(かむスギ)已具耳矣自得見監乍共寝ねぬ夜ぞ多き」

かみ‐すぎ【神杉】

古今六帖(976‐987頃)六「いそのかみふるの神杉かみさびて我やさらさらこひにあひにける」

かむ‐すぎ【神杉】

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[日本酒・本格焼酎・泡盛]銘柄コレクション 「神杉」の解説

かみすぎ【神杉】

愛知日本酒。酒名は、酒の神を祀る奈良大神(おおみわ)神社の「神杉」に由来大吟醸酒純米吟醸酒吟醸酒純米酒本醸造酒などがある。平成2~4、7、9~11、13、16年度全国新酒鑑評会で金賞受賞。原料米は山田錦、五百万石など。仕込み水は矢作川伏流水蔵元の「神杉酒造」は文化2年(1805)創業。所在地は安城市明治本町。

出典 講談社[日本酒・本格焼酎・泡盛]銘柄コレクションについて 情報

デジタル大辞泉プラス 「神杉」の解説

神杉

愛知県、神杉(かみすぎ)酒造株式会社の製造する日本酒。

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