出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
栃木県日光市、大谷川(だいやがわ)に架かる朱塗りの橋。長さ28メートル、幅6メートル。日光開山の祖、勝道上人(しょうどうしょうにん)が大谷川の急流を渡れないでいたとき、対岸に現れた深沙(じんじゃ)大王の手にした2匹のヘビが橋をつくり、山菅(やますげ)がその上に生えて渡河するを得たという。のち、ここに架けた橋は山菅橋あるいは山菅の蛇橋(じゃばし)などとよばれ、現在は神橋とよばれる。寛永(かんえい)年間(1624~1644)の修復の際、現在の形に改造された。1902年(明治35)に流失したが、2年後保晃(ほこう)会が架橋した。二荒山神社(ふたらさんじんじゃ)の所有。国指定重要文化財。
[平山光衛]
出典 日外アソシエーツ「事典・日本の観光資源」事典・日本の観光資源について 情報
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