突詰める(読み)ツキツメル

デジタル大辞泉 「突詰める」の意味・読み・例文・類語

つき‐つ・める【突(き)詰める】

[動マ下一][文]つきつ・む[マ下二]
ひたすら思い込む。思いつめる。「そんなに―・めて考えるな」
物事最後のところまできわめる。「さらに―・めて検討する」
[類語]極める煎じ詰めるなじ責める咎める追及詰問難詰面詰面責糾問問責問い詰める吊し上げる締め上げる責め付ける責め立てる難じる

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「突詰める」の意味・読み・例文・類語

つき‐つ・める【突詰】

  1. 〘 他動詞 マ行下一段活用 〙
    [ 文語形 ]つきつ・む 〘 他動詞 マ行下二段活用 〙
  2. 心を底までおしきわめる。いちずに思い込む。思いつめる。
    1. [初出の実例]「Tçuqitçumeta(ツキツメタ) ヒト〈訳〉せっかちに、そして、せわしく物事を行なったり、求めたりする人。または、ぐずぐずしたり手間取ったりするのが我慢ならない人」(出典日葡辞書(1603‐04))
    2. 「母親の涙一途に突詰(ツキツメ)し、覚悟の刀抜放せば」(出典:浄瑠璃仮名手本忠臣蔵(1748)九)
  3. 物事を究極までおしきわめる。
    1. [初出の実例]「そらをつきぬきそらえつきつめたことぞ」(出典:玉塵抄(1563)一四)
    2. 「それをしっかりとつきつめて行けば」(出典:都会の憂鬱(1923)〈佐藤春夫〉)

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