責立てる(読み)セメタテル

デジタル大辞泉 「責立てる」の意味・読み・例文・類語

せめ‐た・てる【責(め)立てる】

[動タ下一][文]せめた・つ[タ下二]
厳しく非難する。しきりに責める。「相手過失を―・てる」
しきりに催促する。「子供に―・てられて遊園地に出掛ける」
[類語](1攻撃迫る責めるとがめるなじ難ずるさいなつるし上げる締め上げる責め付ける難じる非難する難詰する面詰する面責する問責する詰責する𠮟責しっせきする譴責けんせきする弁難する論難する指弾する追及する・詰問する/(2せつく迫る要求する強請きょうせいする強迫する強談ごうだんする催促する催告する求める催促がましいせがみ立てる急き立てる急かせる尻を叩く矢の催促やいのやいの

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精選版 日本国語大辞典 「責立てる」の意味・読み・例文・類語

せめ‐た・てる【責立】

  1. 〘 他動詞 タ行下一段活用 〙
    [ 文語形 ]せめた・つ 〘 他動詞 タ行下二段活用 〙 しきりに責める。さかんになじる。せきたてる。さかんに催促する。
    1. [初出の実例]「一夜は、せめたてられて、すずろなる所々になん率てありき奉りし」(出典:枕草子(10C終)八四)
    2. 「やいのやいのと責め立てて」(出典:浮雲(1887‐89)〈二葉亭四迷〉一)

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