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窓口規制 まどぐちきせい

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

窓口規制
まどぐちきせい

窓口指導あるいは貸出増加額規制ともいう。日本銀行取引先金融機関貸出しを,景気動向などそのときどきの金融情勢に応じて適正な規模にとどめるため,貸出し増加の枠を指示し,それを守らせるように指導すること。公定歩合操作,債券売買操作,預金準備率操作などの正統的な金融政策を補完する手段として 1953年以降都市銀行を対象に実施され,その後対象金融機関が長期信用銀行,信託銀行,地方銀行,大手相互銀行に拡大され,指導方法も改善されてきた。第2次世界大戦後の日本経済においては,しばしば金融引締め政策が発動されたが,その都度,窓口規制は金融引締め手段として重要な意味をもってきた。しかしその目的は銀行信用の総量を調整することにあり,貸出しの使途を質的に規制するものではなく,その点では金融機関の協力を前提とした一種の道義的説得であった。金融の自由化,自主的運営にそって,91年4~6月期をもって廃止された。

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百科事典マイペディアの解説

窓口規制【まどぐちきせい】

窓口指導とも。日本銀行が取引先金融機関に対して行う資金繰りその他の指導。貸出査定による貸出増加額規制。1953年から実施,一時廃止されたが1964年から新方式により再開。
→関連項目金融引締め

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世界大百科事典 第2版の解説

まどぐちきせい【窓口規制】

日本銀行が用いている金融政策の一つの手段。都市銀行を中心とする主要な民間の銀行・金融機関が民間の企業などに供給する貸出額の過度の増加を防止することを狙いとして,日本銀行がこれら銀行・金融機関の四半期(3ヵ月間)貸出増加額に対し,上限を設定することを通じての信用規制をいう。貸出増加額規制とか窓口指導,貸出増加額規制ともいう。この窓口規制は,第2次大戦直後の1950年代から金融引締政策が行われる都度,日本銀行によって採用されてきたが,73年以降は,マネー・サプライをコントロールするために必要な手段として,金融引締め・緩和のいかんにかかわらず採用されつづけている。

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