( 1 )第二音節の清濁については、引用の色葉例のほか、「観智院本名義抄」の「支離」「煦」の訓の「アツシ」の「ツ」に濁声点が見られ、当時濁音だったことが推測される。
( 2 )「あつかう(熱)」「あつしる」「あつゆ(篤)」などと同語源の語か。

人の威烈を篤くす」、〔詩、大雅、公劉〕「篤いかな
劉」、〔礼記、儒行〕「篤行して
まず」などは、みなその義。これらの用義はおそらく毒と通用するもので、毒にも篤厚の意がある。毒は妻たる婦人が
祭につかえるために、髪に多く飾りを加える形。その繁縟のさまを毒という。
立〕篤 オソシ・アツシ・マノウクツク・ムマノユク 〔字鏡集〕篤 カタシ・アツシ・トドム・マヌガル・ツトム・タノム・オソキウマ・ウマノウクツク・アツカル・アツシ
に作り、
部の〔説文〕五下に「厚きなり」とし、「
(きやう)に從ひ、竹(ちく)聲。讀みて篤の
(ごと)くす」とあり、
と声義が同じ字であろう。竺tukも〔説文〕十三下に「厚きなり」と訓し、おそらくもと同字であろう。
▶・篤亮▶・篤類▶・篤烈▶・篤論▶出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
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