デジタル大辞泉
「粉茶」の意味・読み・例文・類語
こ‐ちゃ【粉茶】
もみ砕いて細かくした茶。また、粉状になった茶。こなちゃ。
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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こ‐ちゃ【粉茶】
- 〘 名詞 〙 粉にした茶。また、くだけて粉となった茶。こな茶。
- [初出の実例]「さいりんゐんよりあふらの物一をり、ひきたるこちやまいる」(出典:御湯殿上日記‐明応六年(1497)五月一一日)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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粉茶
煎茶をつくる時に派生物として出来る粉のように細かい茶葉のこと。茶葉を粉砕し粉にした「粉末茶」とは違い、淹れた後に細かい茶葉が残る。また同じく粉状の「抹茶」は材料・製造法が異なる。一般の茶より安価で、かつ味も良いものが多い。短時間で淹れられ、強くさっぱりとした味で、鮮やかな緑色となるという利点がある。昔から、寿司屋で出すアガリ用によく利用されてきた。粉茶は、煎じて成分を抽出する一般の日本茶と違い茶葉そのものも摂取するため、近年では日本茶に含まれるカテキン・ポリフェノール、ビタミン他の有効成分を効率よく取り入れることが出来るとされている。
出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報
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こなちゃ【粉茶】
緑茶の一種。玉露や煎茶の製造過程で、粉状に細かくなったものを茶葉からふるい分けて集めたもの。茶の成分が浸出しやすく、味わいの濃い茶になる。
出典 講談社飲み物がわかる辞典について 情報
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出典 朝倉書店栄養・生化学辞典について 情報
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世界大百科事典(旧版)内の粉茶の言及
【緑茶】より
…いずれもまるく縮んだ勾玉(まがたま)状を呈し,上級品は香り・味ともにすぐれている。以上のほかに,芽茶(めちや),粉茶,茎茶(くきちや)と呼ばれるものがある。いずれも玉露,挽茶,煎茶の精選工程でふるい分けられたもので,芽茶は小さな玉状,粉茶は送風選別により,茎茶は木茎分離機にかけて分離された茎や葉脈である。…
※「粉茶」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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