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紋羽病 もんぱびょうroot rot

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

紋羽病
もんぱびょう
root rot

真正菌の一種が根に寄生する植物の病気で,紫と白の2種がある。罹病樹は地際部に,紫紋羽は紫褐色,白紋羽は灰白色ないしねずみ色の菌糸膜を形成する。いずれも土壌伝染で全国的に発生し,多犯性で寄主植物は桑のほか,紫紋羽病菌が百余種,白紋羽病菌は七十余種に及んでいる。開拓地で桑などに激発するが,熟畑化するにつれ慢性化する。普通紋羽病というのは紫紋羽病をさす。

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世界大百科事典 第2版の解説

もんぱびょう【紋羽病】

果樹などの病気。これにかかった植物は地上部全体に生気がなく,葉は黄褐色に変わって脱落し,根を掘ってみると,白色または紫色のカビが網目状におおっている。白紋羽病white root rotと紫紋羽病violet root rotとの2種類があるが,地上部だけをみてこの二つを見分けることはむずかしい。根をおおった菌が組織を侵し,養分の吸収,水分の上昇を妨げるので植物全体が枯死する。白紋羽病は,子囊菌Rosellinia necatrix,紫紋羽病は,担子菌Helicobasidium mompaが病原菌である。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

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