ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説
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産業活動に従事する人間の諸問題を心理学的に研究し、問題解決に役だてようとする応用心理学の一部門をいう。産業心理学は、初めは個人の生理学的心理学の応用であり、作業動作と疲労現象といった個人的活動範囲に研究対象が限定されていた。その応用も、適性検査、適正配置、能率向上、事故防止などに限られていた。第二次世界大戦後、仕事の動機づけ(モチベーションmotivation)、労働意欲(モラールmorale)、職場における人間関係(ヒューマン・リレーションズhuman relations)など、社会心理学的な面が重視されるようになった。それとともに、色彩工学(カラー・ダイナミックスcolor dynamics)と提携して、設備・機械の安全性確保に取り組むなど、工学心理学の面も注目されてきた。さらに産業活動の労働者に関する問題にとどまらず、消費者(顧客)の購買心理を研究し、それを産業活動に応用する広告心理学や商業心理学なども、産業心理学を構成する。また、未開拓な分野が多いが、経営者の意思決定動機やリーダーシップの心理的過程を研究することも、産業心理学の重要な課題とされてきている。
[森本三男]
『吉田正昭著『産業心理学』(1980・培風館)』▽『佐々木土師二編『産業心理学への招待』(1996・有斐閣)』
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