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経口補水液 ケイコウホスイエキ

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デジタル大辞泉の解説

けいこう‐ほすいえき【経口補水液】

体内で失われた水分や塩分などを速やかに補給できるように成分を調整した飲料。腸内で水分や塩分が効率よく速やかに吸収されるように、ぶどう糖などの炭水化物ナトリウムなどの電解質の濃度が調整されている。熱中症の初期段階で水分補給する場合、水をそのまま飲むよりも有効とされる。世界保健機関WHO)が提唱する経口補水療法(Oral Rehydration Therapy)において、脱水症などの予防・治療に適した飲料として推奨されている。→イオン飲料オー‐アール‐エス(ORS)

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

経口補水液
けいこうほすいえき
oral rehydration solution

失われた水分や塩分および糖分などが、腸内で迅速に吸収され補給されるように配合された飲料。経口輸液、経口補液ともいう。略称ORS。熱中症の発症初期などで脱水症状に対する治療法の一つとして使われ、世界保健機関(WHO)も経口補水療法(ORToral rehydration therapy)として提唱し、経口補水液に含まれるブドウ糖ナトリウムカリウムなどの成分比率をガイドラインとして示している。脱水症状は、下痢や嘔吐(おうと)、発熱などの症状が持続する場合にも起こり、1971年、インドのバンガオンにあった難民キャンプでコレラが蔓延(まんえん)した際にORTが功を奏し、死亡率を激減させたことが知られている。経口補水液は緊急時には水に食塩(ナトリウム)とブドウ糖(炭水化物)を溶かすことで容易に入手できるため、適正な成分比率であれば点滴による輸液療法に比べて水分やナトリウムなどの電解質および炭水化物を補給しやすい。とくに持続的な点滴がむずかしい乳幼児の下痢症や脱水症の治療には有効である。日本では、消費者庁から個別評価型病者用食品として認可を受けたORSが販売されている。[編集部]

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