綾瀬川(読み)あやせがわ

世界大百科事典 第2版の解説

あやせがわ【綾瀬川】

埼玉県南部と東京都東部の低平地を流下して上平井水門付近で中川(放水路)に合流する川。元荒川とともに昔の荒川の分流で,1629年(寛永6)元荒川が締め切られた時から独立の河川となった。長さ約40km。著しい緩流河川であるため,江戸時代は舟運が盛んで,戸塚河岸を初めとする多くの河岸場があった。近年沿岸の都市化が急速に進み,水質汚染も進んでいる。【籠瀬 良明】

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

綾瀬川
あやせがわ

埼玉県東部を南流して、荒川に注ぐ川。一級河川。埼玉県桶川(おけがわ)市に源をもち、大宮台地を切って、ほぼ元荒川(もとあらかわ)に沿って流れ、草加(そうか)付近から南流、毛長(けなが)堀を合流し、さらに東京都葛飾(かつしか)区小菅(こすげ)で荒川に沿って南下し、東四つ木で、中川(放水路)に合流する。以前の荒川の分流で、延長は約47キロメートル。上流付近は農業用水として利用されるが、下流は沿岸の工場群や、家庭からの排水によって汚染されている。

[中山正民]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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