日本歴史地名大系 「織田神社」の解説
織田神社
おたじんじや
織田神社
おたじんじや
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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福井県丹生郡越前町にある神社で,正しくは劔(つるぎ)神社という。祭神は素盞嗚尊(すさのおのみこと),気比大神,忍熊王(おしくまのみこ)で,応神天皇の兄の忍熊王が当社主神の素盞嗚尊より霊剣を賜って賊を討った由緒により劔神社と称すると伝える。越前国二宮といい,のち国幣小社となる。771年(宝亀2)に,詔により劔神社に食封,田を宛つとみえ,また社蔵の神護景雲4年(770)9月11日の銘のある梵鐘(国宝)によれば〈劔御子寺〉という神宮寺があった。中世では織田寺と総称される多くの坊舎が延暦寺末となっていた。戦国時代には朝倉氏より社領の保護をうけたが,朝倉氏を滅ぼした織田信長の先祖はこの織田の出身といわれ,信長も織田神社を氏神と仰いで,多くの社領を与えている。古来,魔よけ,厄よけ,交通安全などの神として知られ,10月9,10日に例大祭がおこなわれる。社蔵文書は戦国期末・織田信長時代の状況を知るうえで貴重である。
執筆者:松浦 義則
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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