日本歴史地名大系 「劔神社」の解説
劔神社
つるぎじんじや
劔神社
つるぎじんじや
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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福井県丹生(にゅう)郡越前(えちぜん)町織田(おた)に鎮座。祭神は素戔嗚尊(すさのおのみこと)、気比大神(けひのおおかみ)、忍熊王(おしくまのみこと)。社伝では、座(くら)ヶ嶽(たけ)山上に伊部臣(いべのおみ)が鎮斎した剣で、忍熊王が当地の賊を平定してのち、この剣を素戔嗚尊の御霊代(みたましろ)として現在地に移し祀(まつ)り、のち王とその父気比大神をもあわせ祀ったという。770年(宝亀1)光仁(こうにん)天皇は神鐘と神馬を奉納、この神鐘が現存する(国宝)。延喜(えんぎ)式内社で気比神宮に次いで越前(えちぜん)国二宮(にのみや)。朝廷、武家の信仰も厚く、ことに織田信長は当社の保護に力を注いだ。旧国幣小社。例祭日10月9、10日。社宝には前述の梵鐘(ぼんしょう)のほか、絹本着色釈迦八相涅槃(しゃかはっそうねはん)図(国指定重要文化財)などがある。
[平泉隆房]
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