佐田(読み)さた

精選版 日本国語大辞典 「佐田」の意味・読み・例文・類語

さた【佐田・佐多】

  1. ( 「さだ」とも ) 姓氏一つ

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「佐田」の意味・わかりやすい解説

佐田
さだ

島根県のほぼ中央部、簸川郡(ひかわぐん)にあった旧町名(佐田町(ちょう))。現在は出雲市(いずもし)の南西部を占める地域。1956年(昭和31)須佐(すさ)村と窪田(くぼた)村が合併し、旧村名の1字ずつをとって佐田村が成立。1969年町制施行。2005年(平成17)出雲市と合併した。国道184号が通じる。中国山地にあり、神戸(かんど)川が地域を貫いて北流する。出雲(いずも)市の市街地へはバスで連絡する。農林業を主とし、肉用牛(佐田和牛)の肥育が盛ん。シイタケ、クリを特産する。過疎化現象が著しい地域で、縫製工場やアルバム製造工場などが誘致された。地域の中央にある須佐神社本殿は代表的な大社造建築で県指定の文化財。また8月15日に行われる念仏踊は切明(きりあけ)神事とよばれ、県の無形民俗文化財

[石橋忠男]

『『佐田町史』(1976・佐田町)』


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百科事典マイペディア 「佐田」の意味・わかりやすい解説

佐田[町]【さだ】

島根県東部,簸川(ひかわ)郡の旧町。神戸(かんど)川中流域にあり,大部分山林木材を産し,シイタケ,ブドウ栽培,畜産が盛ん。縫製・織物などの工場もある。須佐神社がある。2005年3月平田市,簸川郡多伎町,湖陵町,大社町と出雲市へ編入。109.91km2。4643人(2003)。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「佐田」の意味・わかりやすい解説

佐田
さだ

島根県北東部,出雲市南部の旧町域。神戸川中流域にある。 1956年須佐村と窪田村合体,両村名の1字ずつをとって佐田村となり,1969年町制。 2005年出雲市,平田市,多伎町,湖陵町,大社町の2市3町と合体して出雲市となった。大部分が山林で,米作,畜産が行なわれる。古くからたたら製鉄が盛んであった地で,朝日たたら跡などが残る。宮内にスサノオノミコトをまつる須佐神社がある。毎年5月,出雲大社の大祭で行なわれる「田植えばやし」が有名。

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改訂新版 世界大百科事典 「佐田」の意味・わかりやすい解説

佐田 (さだ)

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世界大百科事典(旧版)内の佐田の言及

【三崎[町]】より

…人口4534(1995)。佐田岬半島の先端部を占め,北は伊予灘,南は宇和海に面し,西は豊予海峡を隔てて大分県佐賀関町に対する。伊予灘側の二名津(ふたなづ),宇和海側の佐田は,近世には避難港,中継港であり,佐田には舟番所が置かれた。…

※「佐田」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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