コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

美濃国分寺跡

2件 の用語解説(美濃国分寺跡の意味・用語解説を検索)

朝日新聞掲載「キーワード」の解説

美濃国分寺跡

奈良時代中期の741(天平13)年、聖武天皇が詔勅を出して全国に建立した国分寺の一つで、跡地が大垣市青野町にある。寺域は約200メートル四方。創建当時は七堂伽藍(がらん)を持ち、塔は七重だった。887(仁和3)年に焼け、その後再建されたが、たびたびの災害で堂塔は破損して廃れた。国史跡。

(2009-06-23 朝日新聞 朝刊 岐阜全県 1地方)

出典|朝日新聞掲載「キーワード」
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

国指定史跡ガイドの解説

みのこくぶんじあと【美濃国分寺跡】


岐阜県大垣市青野町にある寺院跡。現在の美濃国分寺の南側に位置し、聖武天皇の詔勅によって全国に建立された国分寺の一つで、東西約230m、南北約205mの寺域をもち、寺域全体が整備・保存されている貴重な史跡である。1968年(昭和43)からの発掘調査により、金堂が塔の西側に配置される法起寺(ほっきじ)式の伽藍(がらん)配置であることがわかり、中心伽藍を取りまく回廊の西方に僧坊の一部らしい建物跡も発見されている。国分寺としては珍しいこのような伽藍配置は、出土した瓦や講堂基壇下から発見された柱根から、前身の寺の配置を踏襲したと想定されている。奈良時代の国分寺の伽藍の様子がほぼすべてわかるのは全国でも数少なく、指定範囲を寺域全体に拡大し、あわせて寺跡東北方の丘陵上にある国分寺造営の際に瓦を供給したと考えられる瓦窯跡も含めて、1921年(大正10)に国の史跡に指定された。旧美濃国分寺跡地はほぼ当時の伽藍の大きさで整備され、史跡公園となっており、近くの大垣市歴史民俗資料館には発掘された古銭(和同開珎(わどうかいちん))など旧美濃国分寺の発掘品が展示されている。JR東海道本線ほか大垣駅から名阪近鉄バス「稲葉団地」下車、徒歩約20分。

出典|講談社
(C)Kodansha 2013.
この内容は執筆時点での情報です。時間の経過に伴い内容が異なっている場合がございます。

世界大百科事典内の美濃国分寺跡の言及

【大垣[市]】より

…北西部の赤坂は中山道の宿駅で,明治以降金生(きんしよう)山の豊富な石灰岩を利用して石灰工業,大理石工業が発達している。西部の青野町には美濃国分寺跡(史)があり,本尊であった薬師如来像は重要文化財に指定されている。【高橋 百之】
[大垣城下]
 美濃国安八郡の城下町。…

※「美濃国分寺跡」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

美濃国分寺跡の関連キーワード岐阜県大垣市青木町岐阜県大垣市青野町岐阜県大垣市青墓町岐阜県大垣市青柳町岐阜県大垣市綾野町岐阜県大垣市熊野町岐阜県大垣市米野町岐阜県大垣市外野町岐阜県大垣市中野町岐阜県大垣市牧野町

今日のキーワード

トランスアジア航空

台湾・台北市に本拠を置く航空会社。中国語名は復興航空。1951年、台湾初の民間航空会社として設立。83年に台湾の国産実業グループに経営移管され、組織改編を実施した。92年に国際チャーター便の運航を始め...

続きを読む

コトバンク for iPhone