デジタル大辞泉
「習気」の意味・読み・例文・類語
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じっ‐け【習気】
〘名〙 (vāsanā の訳)
仏語。
煩悩(ぼんのう)を起こすことによって心の中に印象づけられた慣習的な
気分、
習性。これによって
思想、行為その他を生ずるところから、
種子(しゅうじ)とも呼ぶ。言語的
表象から生ずる
名言(みょうごん)習気、
我執から生ずる我執習気、
善悪の業から生ずる有支
(うし)習気の三種がある。
※
法華義疏(7C前)一「七種学人。亦有
二思惟習気
一。羅漢猶有
二習気
一」
しゅう‐き シフ‥【習気】
〘名〙
① 身にしみついた習慣。ならわし。しゅうけ。
※
今昔(1120頃か)
一四「汝、心猛くして常に
瞋恚(しんい)を
(おこ)す事は、
毒蛇の習気の也」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
普及版 字通
「習気」の読み・字形・画数・意味
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