老神温泉(読み)おいがみおんせん

日本大百科全書(ニッポニカ) 「老神温泉」の意味・わかりやすい解説

老神温泉
おいがみおんせん

群馬県沼田市利根町(とねまち)にある温泉片品(かたしな)川峡谷の河床から湧出(ゆうしゅつ)する温泉を動力によって崖(がけ)上の旅館へ引き湯している。泉質硫黄泉赤城(あかぎ)の神が二荒(ふたら)の神と男体山麓(なんたいさんろく)の戦場ヶ原で戦って傷つき、この温泉に浴して治癒したという伝説に基づいて、赤城の神を祀(まつ)る風習があり、5月には蛇神輿(みこし)が繰り出す「大蛇まつり」が行われる。JR上越新幹線上毛(じょうもう)高原駅および上越線沼田駅からバスが通じる。

[村木定雄]


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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「老神温泉」の意味・わかりやすい解説

老神温泉
おいがみおんせん

群馬県東部,利根川の支流片品川渓谷に位置する温泉。沼田市に属する。泉質は硫化水素泉。泉温は 45~62℃。湯量にも恵まれ,皮膚病効能があるといわれる。尾瀬沼および丸沼金精峠を経て日光との観光ルート上にあって,観光地化が進んだ。近くに国の名勝・天然記念物の吹割渓谷,吹割滝がある。

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事典・日本の観光資源 「老神温泉」の解説

老神温泉

(群馬県沼田市)
関東・観光バスで行く名所100選指定の観光名所。

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デジタル大辞泉プラス 「老神温泉」の解説

老神温泉

群馬県沼田市、県北部、片品川西岸にある温泉。赤城山の神(大蛇)が傷を癒やしたとの伝説があり、傷治の湯として知られる。

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