耳垢(読み)みみあか

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典「耳垢」の解説

耳垢
みみあか

外耳道に分布する汗腺耳道腺分泌物と剥離した表皮によりできるあかくそなどともいう。性状に個人差があり,乾燥した灰白色のものを乾型 (粉耳) ,湿って粘りけのあるものを湿型 (飴耳) と名づけて区別する。湿型の人は耳道腺が発達しており分泌物が多い。このような人は腋窩腺の分泌も盛んで腋臭 (わきが) を伴うことが多い。湿型は乾型に対して単純優性に遺伝する。湿型の出現頻度には人種差や地域差がみられる。白人黒人には多く,90%以上であるのに対し,黄色人種には少く,日本人で 10~20%を示す。

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精選版 日本国語大辞典「耳垢」の解説

みみ‐あか【耳垢】

〘名〙 外耳道の表皮がはがれたものや脂肪や塵埃などがまじって外耳道中にできたかたまり。過度に蓄積すれば聴力障害を起こす。耳くそ。耳かす。
※新撰字鏡(898‐901頃)「耵聹 耳也」

じ‐こう【耳垢】

〘名〙 耳のあか。みみあか。

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世界大百科事典内の耳垢の言及

【耳あか(耳垢)】より

…外耳道の中に自然に発生してくる異物。その成分は,外耳道から出てくる剝脱(はくだつ)した上皮,抜けた毛,外界から入った小石,ごみなどのほか,いちばん大きな部分を占めるのは,耳垢腺から分泌される脂肪,タンパク質などの混合物である。耳垢腺は汗腺の一種ではあるが,アポクリン腺といって,細胞がカップケーキ状にふくれ上がり,その膜が破れて細胞の内容物がとび出てくるので,脂肪,タンパク質を多く含んでいる。…

※「耳垢」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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