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肛門癌 こうもんがんcancer of the anal canal

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

肛門癌
こうもんがん
cancer of the anal canal

肛門部の癌。肛門は直腸の下端であるが,直腸とは異なる複雑な構造をしているので,肛門癌は直腸癌から独立した疾患として取扱われている。発生頻度は比較的低く,全大腸癌の3~8%である。治療は,リンパ流の特徴と周囲浸潤傾向を考慮し,会陰部ならびにリンパ節の郭清を十分に加えた直腸切断術を行う。

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世界大百科事典 第2版の解説

こうもんがん【肛門癌 cancer of anus】

直腸癌のうち,肛門管の領域にできた悪性腫瘍をいい,全直腸癌の2~3%の頻度でみられる。肛門管とは,下方は会陰部の毛の生え際に一致する肛門下縁から,上方は肛門粘膜が直腸粘膜に移行するところまでの長さ平均約3cmの部分をいう。組織解剖学的にもいろいろな型の癌があり,扁平上皮癌が多いが,腺癌も発生し,急速に深部に浸潤して進んでいく。そして鼠径部(そけいぶ)のリンパ節転移を起こすのが特徴的である。特殊なものとして悪性黒色腫や肛門周囲アポクリン腺癌があり,まれではあるが痔瘻じろう)から発生した痔瘻癌もこれに含まれる。

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