精選版 日本国語大辞典 「肩上」の意味・読み・例文・類語
けん‐じょう ‥ジャウ【肩上】
〘名〙
① 肩のうえ。
※禅林象器箋(1741)称呼「己位上下也。同二上肩下肩一。勅修清規両序交代茶云、〈略〉請二肩下一人一光伴、如二肩上人趣一、坐位相妨」
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…左手に持たれていた手楯は小型化して鳩尾(きゆうび)板となり,栴檀(せんだん)板とともに胸部と高紐(たかひも)の空隙を防御する装置となった。鎧を肩につる綿嚙(わたがみ)(肩上(わたがみ))に障子板を立てて頸部を保護し,胴正面から左脇にかけて弦走韋(つるばしりのかわ)を張って,弓射の際,小札が弦の邪魔にならないようにしている。さらに挂甲が正面で右衽(みぎまえ)の引合せとなって,左右から両脇・背面までひと続きとなっていたのに対し,鎧は衝胴(かぶきどう)(胴廻り)を前面・左脇・背面とつらね,右脇の闕(あき)に,壺板に蝙蝠付(こうもりづけ)をもって草摺一間を垂れた脇楯(わいだて)を当てる。…
※「肩上」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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