chalcanthite
化学組成CuSO4・5H2Oの鉱物。三斜晶系,空間群
執筆者:吉井 守正
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報
銅の可溶性二次鉱物の一つ。「たんぱん」とも読む。多量に産出すれば銅の鉱石鉱物となる。多く塊状、鍾乳(しょうにゅう)状、ときに短柱状の自形をなす。水に溶け、その溶液は結晶同様青色を呈し、その中に鉄片を入れると表面に銅が着生する。日本では岩手県和賀(わが)郡湯田(ゆだ)町(現、西和賀町湯田)土畑(つちはた)鉱山、秋田県尾去沢(おさりざわ)鉱山(閉山)、兵庫県生野(いくの)鉱山(閉山)などで自形結晶を産した。化学の分野での呼び方に従うと硫酸第二銅五水和物となる。英名はギリシア語のchalkos(銅)とanthos(花)に由来する。
[加藤 昭 2017年9月19日]
胆礬
英名 chalcanthite
化学式 Cu[SO4]・5H2O
少量成分 Fe2+
結晶系 三斜
硬度 2.5
比重 2.28
色 淡青~暗青
光沢 ガラス
条痕 白
劈開 無
(「劈開」の項目を参照)
その他 水溶液は渋い味がする。かつて外用薬として微量が用いられたことがあったが、現在は薬としてはほとんど使われていない(かつて軍隊では消毒薬として用いられたという)
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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