胆礬(読み)たんばん(英語表記)chalcanthite

大辞林 第三版の解説

たんばん【胆礬】

〔「たんぱん」とも〕
銅の硫酸塩鉱物。三斜晶系に属し、青色、半透明。化学的には、結晶水を五分子もった硫酸銅の結晶。板状または塊状・葡萄ぶどう状などを呈する。銅鉱山などに産する。

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

胆礬
たんばん
chalcanthite

銅の可溶性二次鉱物の一つ。「たんぱん」とも読む。多量に産出すれば銅の鉱石鉱物となる。多く塊状、鍾乳(しょうにゅう)状、ときに短柱状の自形をなす。水に溶け、その溶液は結晶同様青色を呈し、その中に鉄片を入れると表面に銅が着生する。日本では岩手県和賀(わが)郡湯田(ゆだ)町(現、西和賀町湯田)土畑(つちはた)鉱山、秋田県尾去沢(おさりざわ)鉱山(閉山)、兵庫県生野(いくの)鉱山(閉山)などで自形結晶を産した。化学の分野での呼び方に従うと硫酸第二銅五水和物となる。英名はギリシア語のchalkos(銅)とanthos(花)に由来する。[加藤 昭]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

夏至

二十四節気の一つであるが,二至 (夏至,冬至) ,二分 (春分,秋分) の四季の中央におかれた中気。夏至は太陰太陽暦の5月中 (5月の後半) のことで,太陽の黄経が 90°に達した日 (太陽暦の6月 ...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android