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中国の政治家。安徽(あんき)省績渓(せきけい)県出身。1964年中国共産党入党。北京(ペキン)清華大学卒業。1984年共産主義青年団第一書記。1985年党中央委員。同年貴州(きしゅう)省党委員会書記(1988年まで)。1988年チベット自治区党委書記(1992年まで)。1992年党中央政治局常務委員。1997年同局常務委員第4位。1998年国家副主席。朱鎔基(しゅようき)を筆頭とする清華大学グループのテクノクラートで、胡耀邦(こようほう)、喬石(きょうせき)(1924―2015)、宋平(そうへい)(1917― )ら党内有力者の後押しがあり、スピード出世したという。「第四世代」に属し、江沢民(こうたくみん)の後継者の有力な一人と目された。2002年11月党総書記に就任。2003年3月の第10期全国人民代表大会(全人代)第1回会議で国家主席に選出された。2004年9月党の中央軍事委員会主席、2005年3月国家中央軍事委員会主席に就任、これにより党・国家・軍の三権を掌握した。2007年10月党総書記、2008年3月国家主席に再任した。2012年11月党総書記および党中央軍事委員会主席を退任、2013年3月国家主席および国家中央軍事委員会主席を退任し、完全引退した。
[渋谷 司 2019年4月16日]
『ウィリー・ラム著、相馬勝訳『新皇帝・胡錦濤の正体――中国第4世代指導者の素顔と野心』(2002・小学館)』▽『辻康吾監修、祁英力著、おうちすえたけ編訳『胡錦濤と現代中国』(2002・勉誠出版)』▽『NHK「中国」プロジェクト編著『21世紀中国はどう変貌するか』(2003・日本放送出版協会)』▽『許介鱗・村田忠禧編『現代中国治国論――蒋介石から胡錦濤まで』(2004・勉誠出版)』▽『矢吹晋著『中国の権力システム――ポスト江沢民のパワーゲーム』(平凡社新書)』
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報
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出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報
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