20世紀日本人名事典 「脇水鉄五郎」の解説
脇水 鉄五郎
ワキミズ テツゴロウ
- 生年
- 慶応3年11月9日(1867年)
- 没年
- 昭和17(1942)年8月10日
- 出生地
- 美濃国大垣(岐阜県)
- 学歴〔年〕
- 東京帝大理科大学地質学科〔明治26年〕卒
- 学位〔年〕
- 理学博士
- 経歴
- 明治29年東大農科大学助教授、大正6年教授となり農学部で地質学、森林土壌学を担当。45年〜大正3年欧米留学、オーストリアで森林土壌学、イタリアで砂防の研究に従事した。この間、明治27〜31年東京高師で鉱物地質学を講じ、東京女高師、高等農林で教授、31年東大工科大助教授兼任。昭和3年定年退官、名誉教授。史蹟名勝天然記念物の調査員を務めた。また日本地質学会評議員を務め、14年同会長。著書に「車窓からの自然会 東海道編・山陽編」がある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報