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腎臓移植 じんぞういしょく kidney transplantation

6件 の用語解説(腎臓移植の意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

腎臓移植
じんぞういしょく
kidney transplantation

腎臓に重大な障害のある人に他人の腎臓を移植すること。動物実験の積重ねを経て,1950年前後から臨床的に応用されるようになった。当初は1卵性双生児の間で行われたが,現在では親兄弟の近親者,さらにはまったく他人から腎臓の提供を受けて,移植が行われている。

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出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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知恵蔵2015の解説

腎臓移植

腎不全の治療法。治療の歴史・実績共に、すべての臓器移植の中で最も充実している。日本では生体腎移植が主に行われている。国内には透析患者が約24万8200人(2004年12月末現在、日本透析医学会調べ)おり、そのうち約1万1450人が腎臓移植を希望している。しかし現実に行える移植件数は、年間150件前後(1995〜2005年)。05年は166件(いずれも日本臓器移植ネットワーク調べ)。

(今西二郎 京都府立医科大学大学院教授 / 2007年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵2015」
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朝日新聞掲載「キーワード」の解説

腎臓移植

心臓や肺、肝臓などと異なり、脳死状態だけでなく、心臓の停止後に取り出しても移植ができる。患者本人の臓器提供意思表示カードがなくても、家族の同意があれば提供は可能だ。腎臓は1人二つあり、一つでも機能する。臓器の状態がよければ1人の提供者から、2人に移植できる。親子や夫婦間で行われる生体腎移植は通常一つを移植する。

(2007-01-14 朝日新聞 朝刊 2総合)

出典|朝日新聞掲載「キーワード」
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栄養・生化学辞典の解説

腎臓移植

 摘出した腎臓を他の人に移植すること.

出典|朝倉書店
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世界大百科事典 第2版の解説

じんぞういしょく【腎臓移植 renal transplantation】

末期腎不全などによって腎臓の機能が途絶したとき,他者の腎臓を移植して機能を代行させる方法。腎臓移植は1954年,アメリカボストン一卵性双生児間で行われたものが最初の成功例である。しかしその後,拒絶反応によって失敗が相次いだ。ところが,60年代に入って免疫抑制剤が開発されて成功率も上昇し,現在では角膜移植に次いで多い臓器移植となっている。日本でも,欧米に比べて少ないものの,94年現在9800例を超え,毎年,約500例が行われている。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

腎臓移植
じんぞういしょく

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
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世界大百科事典内の腎臓移植の言及

【死】より

…もっとも心臓移植は,脳死問題を除いても,その臨床治療としての確立度にいくつかの疑点を残していたため,日本では退潮してしまった。しかし,同じ移植医療の中でも腎臓移植が臨床医療として世界的に確立したことが,脳死概念の実際的必要を保持していたのである。ただし心臓移植の場合と異なり,腎臓の摘出にとっては脳死概念の採用は不可避の条件ではないため,国によりその採否は必ずしも一様ではない。…

【手術】より


【今日の外科と将来】
 このように以前には考えられもしなかったような手術も可能となり,しかも死亡率も低下して手術効果が期待できるようになると,ただ病巣を取り去るということだけにとどまらず,新しい臓器で古い廃疾臓器を補塡(ほてん)しようとする気運が生まれた。これが臓器移植とよばれるもので,1967年南アフリカ共和国のバーナードC.Barnardが行った世界最初の(ヒトからヒトへの)同種心臓移植が強烈な印象を残しているが,臓器移植としてはこれが最初のものではなく,すでに1902年に腎臓移植の報告がなされている。臓器を移植した場合,移植した臓器を長期間生着させることがなかなかできなかった。…

【人工臓器】より

… 心臓を例にとって,臓器移植と人工臓器について,提供者と被移植者の立場から利点,欠点を比較したのが表1である。 さて,腎臓移植の場合を考えると,人工腎臓の利用によって,術前の患者の状態を改善することができる。さらに術後に免疫的拒絶反応が起こっても,次の提供者の腎臓を待つ間,人工腎臓の利用によって,患者の生命を維持することができる。…

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