行詰る(読み)ユキヅマル

デジタル大辞泉 「行詰る」の意味・読み・例文・類語

ゆき‐づま・る【行(き)詰(ま)る】

[動ラ五(四)]
行く手がさえぎられて先へ行けなくなる。行きどまりとなる。いきづまる。「突き当たりで道が―・る」
物事がうまく先へ進まなくなる。いきづまる。「経営が―・る」
[類語]切羽詰まる挫折頓挫蹉跌立ち往生壁に突き当たる暗礁に乗り上げるけちがつく行き悩むお先真っ暗前途多難前途遼遠八方塞がり絶体絶命剣が峰九死危機一髪袋の鼠抜き差しならないのっぴきならないにっちもさっちも進退維谷これきわまる動きが取れない難しい望み薄無理困難不可能駄目出来ない相談絶望的手詰まり膠着こうちゃく

いき‐づま・る【行(き)詰(ま)る】

[動ラ五(四)]ゆきづまる

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精選版 日本国語大辞典 「行詰る」の意味・読み・例文・類語

いき‐づま・る【行詰】

  1. 〘 自動詞 ラ行五(四) 〙 ( 「いきつまる」とも )
  2. 行手がふさがって、それから先へ行くことができなくなる。ゆきづまる。
    1. [初出の実例]「深遠なる理を云んとすれば、いきつまりたるやうにして其理が通じがたきぞ」(出典:応永本論語抄(1420)子張第一九)
  3. 物事がうまく運ばないで、どうにもならなくなる。進退に窮する。ゆきづまる。
    1. [初出の実例]「所見のいきつまる者を待て答る也」(出典:古活字本荘子抄(1620頃)七)
  4. せっかちである。一徹である。
    1. [初出の実例]「御辺少短慮にて、いきつまったる生れ付」(出典:浄瑠璃・持統天皇歌軍法(1713)一)

ゆき‐づま・る【行詰】

  1. 〘 自動詞 ラ行五(四) 〙 ( 「ゆきつまる」とも )
  2. 行く手がつまって、それから先へ行けなくなる。道が行きどまりとなる。いきづまる。
    1. [初出の実例]「我先にと逃ふためきける程に、或は道もなき岩石の際に行つまて腹を切り」(出典:太平記(14C後)九)
  3. 物事がうまく進まないで、どうにもならない状態になる。進退に窮する。はたと詰まる。また、物事の極限に達する。ゆきあたる。いきづまる。
    1. [初出の実例]「あらけなくとがめられ、べんけいほうど行つまり」(出典:浄瑠璃・凱陣八島(1685頃)四)

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