デジタル大辞泉
「行詰る」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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いき‐づま・る【行詰】
- 〘 自動詞 ラ行五(四) 〙 ( 「いきつまる」とも )
- ① 行手がふさがって、それから先へ行くことができなくなる。ゆきづまる。
- [初出の実例]「深遠なる理を云んとすれば、いきつまりたるやうにして其理が通じがたきぞ」(出典:応永本論語抄(1420)子張第一九)
- ② 物事がうまく運ばないで、どうにもならなくなる。進退に窮する。ゆきづまる。
- [初出の実例]「所見のいきつまる者を待て答る也」(出典:古活字本荘子抄(1620頃)七)
- ③ せっかちである。一徹である。
- [初出の実例]「御辺少短慮にて、いきつまったる生れ付」(出典:浄瑠璃・持統天皇歌軍法(1713)一)
ゆき‐づま・る【行詰】
- 〘 自動詞 ラ行五(四) 〙 ( 「ゆきつまる」とも )
- ① 行く手がつまって、それから先へ行けなくなる。道が行きどまりとなる。いきづまる。
- [初出の実例]「我先にと逃ふためきける程に、或は道もなき岩石の際に行つまて腹を切り」(出典:太平記(14C後)九)
- ② 物事がうまく進まないで、どうにもならない状態になる。進退に窮する。はたと詰まる。また、物事の極限に達する。ゆきあたる。いきづまる。
- [初出の実例]「あらけなくとがめられ、べんけいほうど行つまり」(出典:浄瑠璃・凱陣八島(1685頃)四)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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