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自民族中心主義 ジミンゾクチュウシンシュギ

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デジタル大辞泉の解説

じみんぞくちゅうしん‐しゅぎ【自民族中心主義】

自分の属する民族・人種を美化し、他の民族・人種を排斥しようとする態度。エスノセントリズム

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百科事典マイペディアの解説

自民族中心主義【じみんぞくちゅうしんしゅぎ】

エスノセントリズムethnocentrismの訳。自分が属している民族の文化を絶対的な基準として諸文化の優劣や良し悪しを判断すること。19世紀の西欧に顕著な社会ダーウィニズムは,西欧文化は人類進化の頂点に位置するもっとも優れたもの,非西欧の文化は遅れた段階にある劣ったものと前提したが,後に自民族中心主義として否定された。
→関連項目中華思想ナショナリズム

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世界大百科事典 第2版の解説

じみんぞくちゅうしんしゅぎ【自民族中心主義 ethnocentrism】

文化人類学の用語。他民族の生活様式・思考法・行動などに関して,自文化の慣行・規範にもとづき否定的な価値判断をくだす態度をいう。あらゆる人間は特定の文化の中で生まれ成長し,その文化の価値体系を正当かつ自然なものと考えるようになるから,他民族のもつ異文化に直面すると,それを不自然,不合理,まちがったものとみなしやすい。こうした態度は程度の差はあれ,すべての民族にみられる。20世紀初頭までの異文化に関する報告(民族誌)は,多くの場合,自文化中心の偏見からまぬがれえなかった。

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大辞林 第三版の解説

じみんぞくちゅうしんしゅぎ【自民族中心主義】

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

自民族中心主義
じみんぞくちゅうしんしゅぎ

エスノセントリズム」のページをご覧ください。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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世界大百科事典内の自民族中心主義の言及

【愛国心】より


[愛国心の心的原型]
 愛国心の原型は,自分がその中に生まれ育ち,言語や習俗を共有する,情緒的一体感で結ばれた共同体を〈内集団〉として認識し,他の集団を自分たちとは異質な〈外集団〉として区別する意識の働きにある。この〈内集団〉意識が,郷土愛やお国自慢のみならず,歴史の状況の中で自民族中心主義ethnocentrismや国粋主義すら生む。しかしながら,今日見るような愛国心が歴史の舞台に登場するのは近代国家成立以降のことである。…

【文化】より

…現代の文化(社会)人類学者の多くはこの立場を支持する。これと対照的な見方は,自分の所属する民族の観点から他の民族の価値観,文化一般のことをとらえる自民族中心主義ethnocentrismである。なお,〈多文化主義〉(文化多元主義)についてはその項を参照。…

【愛国心】より


[愛国心の心的原型]
 愛国心の原型は,自分がその中に生まれ育ち,言語や習俗を共有する,情緒的一体感で結ばれた共同体を〈内集団〉として認識し,他の集団を自分たちとは異質な〈外集団〉として区別する意識の働きにある。この〈内集団〉意識が,郷土愛やお国自慢のみならず,歴史の状況の中で自民族中心主義ethnocentrismや国粋主義すら生む。しかしながら,今日見るような愛国心が歴史の舞台に登場するのは近代国家成立以降のことである。…

【排外主義】より

…なぜなら市民が関係を取り結ぶ他の集団(たとえば外国)は,もはや非合理的な情緒の投射枠としての幻想的な〈外集団〉(異国)でなく,利害と役割の関係の中におかれ,客観的・経験的に認知し判断できる明確な〈他集団〉(他国)でなければならないからである。しかしながら近代社会は,国民国家に編成される過程で,愛国心ナショナリズムに訴え,再びエスノセントリズム(自民族中心主義)と排外主義を,今度は民族的な規模で呼び起こした。政治権力と支配層とは,しばしば社会的矛盾の噴出や対内的な危機を回避するために,それらを外へ転化して,大衆の愛国心やナショナリズムを排外主義に移し替えていく。…

【文化】より

…現代の文化(社会)人類学者の多くはこの立場を支持する。これと対照的な見方は,自分の所属する民族の観点から他の民族の価値観,文化一般のことをとらえる自民族中心主義ethnocentrismである。なお,〈多文化主義〉(文化多元主義)についてはその項を参照。…

【ポリティカル・コレクトネス】より

…かつてはcultural pluralismと呼ばれることが多かった文化的多元主義が,最近ではmulticulturalism(多文化主義)と呼ばれているのは,こうした変化に対応している。ただ,各エスニック・グループの本質的平等の主張は,過度に強調されると,それぞれの集団の民族性を必要以上に賛美する自民族中心主義(エスノセントリズム)に転化する危険性もある。実際,PC運動に含まれる民族中心主義は,しばしば民族狂信主義に転化しており,急進主義に伴いやすい不寛容とあいまって,PC運動が学問の自由や言論の自由の脅威になっていることも否定できない。…

※「自民族中心主義」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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