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航空病 コウクウビョウ

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デジタル大辞泉の解説

こうくう‐びょう〔カウクウビヤウ〕【航空病】

気圧調整設備のない航空機で高度上昇につれて酸素不足が主因で起こる症状。頭痛・めまい・吐きけ・だるさ・記憶力減退・呼吸困難など。

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百科事典マイペディアの解説

航空病【こうくうびょう】

航空に伴う諸種の身体的・精神的病的症状。おもなものをあげると,1.低酸素症。血液・組織の酸素欠乏により機能低下が起こる。特に脳は敏感で頭痛,嗜眠(しみん)などが生じ,はなはだしい時は意識消失,呼吸困難をきたす。
→関連項目航空医学

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大辞林 第三版の解説

こうくうびょう【航空病】

飛行に伴って起こる、めまい・吐き気・耳鳴り・呼吸困難などの病的状態。低圧・低酸素・加速度・超音速・緊張などがその原因となる。

出典|三省堂
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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

航空病
こうくうびょう

航空医学」のページをご覧ください。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

航空病
こうくうびょう

航空機内の特殊環境内で乗員や乗客に発生する病的症状をいう。低酸素症、減圧症、空酔い(加速度病)、航空神経症などが含まれる。低酸素症は高山病、減圧症は潜水や潜函(せんかん)作業でもみられる。航空神経症は、操縦士の高所恐怖や心身の過労によっておこる神経症である。低酸素症と減圧症は、乗員が航空勤務中に発症したときには、労働基準法施行規則によって業務上の疾病(職業病)となる。上空では低酸素となり、高度3000メートルまでは不関閾(いき)、4000~5000メートルは障害閾といい、頻脈、視力障害、精神障害、呼吸障害がみられる。7000メートル以上は危険閾で、数分間で意識を失う。
 気圧が低下すると、体内の密閉ガスが膨張して障害をおこす。かぜで鼻と耳を連絡する耳管が閉塞(へいそく)していると、耳痛や副鼻腔(ふくびくう)痛のほか、腹痛や歯痛がおこることもある。高度8000メートルになると3分の1気圧となり、体液中に溶解している窒素がガス状になって血管内腔をふさぎ、関節痛や脳脊髄麻痺(せきずいまひ)などをおこす。高度が1万9000メートル以上になると、体温で体液が沸騰して生物は15秒で死亡する。この高度以上では与圧服(宇宙服)が必要となる。
 最近のジェット旅客機では与圧装置が完備しており、高度6000メートルで機内圧は1気圧、最新ジャンボ機内では1万2000メートルの高度で機内圧は1500メートル相当高度の状態であり、離着陸時に多少の耳閉感をおこす程度で障害は少ない。まれに与圧装置が故障したときに障害をおこすが、対策として酸素マスクが用意され、操縦士は安全高度まで急降下して低酸素症や減圧症の発症を食い止める。[横堀 栄]

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