コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

草生栽培 そうせいさいばい

5件 の用語解説(草生栽培の意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

草生栽培
そうせいさいばい

牧草その他の密生作物の植生によって傾斜地の畑面や法 (のり) 面を被覆して雨食を抑制すると有機質の土壌への給与の役目を果すが,このように他の作物の被覆によって作物栽培を行うことをいう。特に樹園地の土壌管理法として行われる

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉の解説

そうせい‐さいばい〔サウセイ‐〕【草生栽培】

果樹園などで、地力を維持するため、牧草や雑草などを生えさせて地表面を被覆保護して行う栽培法。

出典|小学館 この辞書の凡例を見る
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

百科事典マイペディアの解説

草生栽培【そうせいさいばい】

おもに果樹園の樹下に牧草その他の密生する作物を植えること。刈草のすき込みによる地力(生産力)増進,土壌浸食の防止,地温調節,果実の早熟化等の効果がある。しかし草の刈込み時期,回数を誤ると果樹と草との養水分争奪が起こり有害となる。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. ご提供する『百科事典マイペディア』は2010年5月に編集・制作したものです

大辞林 第三版の解説

そうせいさいばい【草生栽培】

マメ科植物などで土壌表面をおおい、果樹などを栽培する方式。土壌の地温調整や浸食防止、微生物や有機物の増加などを目的とする。

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

草生栽培
そうせいさいばい

樹園地管理の一方法で、土壌表面を草によって被覆し、果樹などを栽培することをいう。土壌表面を清潔に保って栽培する清耕栽培の対語である。同類には、樹園地の外から土壌被覆物として藁(わら)、刈り草などの被覆材料を持ち込んで被覆し栽培するマルチ栽培あるいは敷き草栽培がある。園地の立地や樹齢などによって、園地の一部を草生とし一部をマルチとする場合、大部分を草生とし果樹の根元周辺をマルチする草生マルチとする場合など、適宜組み合わせて管理する。[飯塚宗夫]

草生栽培の目的

下草の刈り込みによる土壌に対する有機物の供給、土壌硬化防止など物理的な面の改善、土壌微生物の増加、土壌の侵食防止などによる地力の保全を主目的とする。また、状況によっては、地温の調節、着果率の向上や果実の着色、熟期の促進、品質の向上、落果実の損傷防止などのほか、マメ科植物による草生では空気中の窒素を固定することによって土壌への窒素の補給も期待できる。[飯塚宗夫]

問題点

水分供給の不足した場合に、果樹と下草との間で水分収奪の競争になる。したがって水分の不足が考えられる立地条件のもとでは敷き草栽培がよい。土壌のやせた園地では、果樹と下草とで、とくに窒素を奪い合うことになり、いっそうの不足をきたす。同様の現象が、根の分布域に生息する微生物との間にも生じる。空気窒素固定能力のあるマメ科植物が下草として望ましいのはこのためである。[飯塚宗夫]

下草の種類

多年生牧草または自生の雑草がよい。前者にはクローバー類のほかオーチャードグラスなどイネ科植物が多い。[飯塚宗夫]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

草生栽培の関連キーワード果樹園芸果樹園万年杉樹下禅藪漕ぎ観光果樹園土佐の果樹園農協・その他の農業団体樹園地土壌《果樹園》

今日のキーワード

トランスアジア航空

台湾・台北市に本拠を置く航空会社。中国語名は復興航空。1951年、台湾初の民間航空会社として設立。83年に台湾の国産実業グループに経営移管され、組織改編を実施した。92年に国際チャーター便の運航を始め...

続きを読む

コトバンク for iPhone

草生栽培の関連情報