植物学者。金沢市生まれ。1892年(明治25)帝国大学理科大学植物学科を卒業、大学院を経て助手。ドイツに留学して、3年間シュトラスブルガーにつき植物形態学、細胞学を学んだ。留学中の1902年(明治35)助教授に昇任。帰国後、裸子植物の精子、植物化石の研究に従事し、1911年教授となった。1918年(大正7)遺伝学講座創設とともにその担当となり、染色体に螺旋(らせん)構造を発見し、染色体の構造について説を唱え、また遺伝子の実体としてのDNAの化学的究明の必要を示唆した。優れた着眼によって多くの門下を養成し、日本の細胞遺伝学の水準を高めるのに寄与した。1929年(昭和4)国際細胞学雑誌『キトロギア』Cytologiaを創刊。1950年(昭和25)文化勲章を受けた。
[佐藤七郎]
明治〜昭和期の細胞遺伝学者 東京帝国大学名誉教授。
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