蝉時雨(読み)セミシグレ

デジタル大辞泉 「蝉時雨」の意味・読み・例文・類語

せみ‐しぐれ【×蝉時雨】

多くが一斉に鳴きたてる声を時雨の降る音に見立てた語。 夏》
[補説]書名別項。→蝉しぐれ
[類語]鳴くさえずすだえるいなな咆哮ほうこうする遠吠えする時をつくる・喉を鳴らす・吠え立てる・唸るたけうそぶ鳴き頻る鳴き立てる歌う地鳴き笹鳴き虫時雨

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精選版 日本国語大辞典 「蝉時雨」の意味・読み・例文・類語

せみ‐しぐれ【蝉時雨】

  1. 〘 名詞 〙 多くの蝉の、鳴きしきる声が、大きくなったり小さくなったりして、まるで時雨の降る音のように聞こえるのをいう。蝉の時雨。《 季語・夏 》
    1. [初出の実例]「浮島やうごきながらの蝉時雨」(出典:俳諧・享和句帖‐三年(1803)一〇月)

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