デジタル大辞泉 「泣き頻る」の意味・読み・例文・類語 なき‐しき・る【泣き▽頻る/鳴き▽頻る】 [動ラ五(四)]1 (泣き頻る)しきりに泣く。続けて泣く。「―・る幼子」2 (鳴き頻る)虫や鳥などが絶え間なく鳴きつづける。しきりに鳴く。「松虫が―・る」[類語](1)泣きじゃくる・しゃくり上げる・すすり上げる・泣き伏す・泣き叫ぶ・泣き濡れる/(2)鳴く・囀さえずる・集すだく・吠ほえる・嘶いななく・咆哮ほうこうする・遠吠えする・時をつくる・喉を鳴らす・吠え立てる・唸る・哮たける・嘯うそぶく・鳴き立てる・歌う・地鳴き・笹鳴き・蝉時雨・虫時雨 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「泣き頻る」の意味・読み・例文・類語 なき‐しき・る【泣頻・鳴頻】 〘 自動詞 ラ行四段活用 〙① ( 泣頻 ) 人がしきりに泣く。さかんに泣く。続けて泣く。[初出の実例]「娘は〈略〉身も世もないやうに、泣きしきった」(出典:身投げ救助業(1916)〈菊池寛〉)② ( 鳴頻 ) 虫、獣、鳥などがさかんに鳴く。[初出の実例]「山の蔭はを暗きここちするに、蜩(ひぐらし)のなきしきりて」(出典:源氏物語(1001‐14頃)夕霧) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例