囀る(読み)サエズル

デジタル大辞泉 「囀る」の意味・読み・例文・類語

さえず・る〔さへづる〕【×囀る】

[動ラ五(四)]《「さいずる」の音変化》
小鳥がしきりに鳴く。「カナリアの―・る声」 春》「―・るも帰りがけなる小鳥かな/浪化
口数多く早口でしゃべるのを軽蔑していう。ぺちゃくちゃしゃべる。「よく―・る女の子だ」
地方の人や外国人などが耳慣れない言葉でしゃべる。
「そこはかとなく―・るも、心の行くは同じこと」〈須磨
[可能]さえずれる
[類語]鳴く吠える嘶く集く咆哮する遠吠えする時をつくる・喉を鳴らす・吠え立てる・唸るたけうそぶ鳴き頻る鳴き立てる歌う地鳴き笹鳴き蝉時雨虫時雨

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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