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裁判批判 さいばんひはん

世界大百科事典 第2版の解説

さいばんひはん【裁判批判】

一般国民が,言論を通じて,特定の事件についての裁判の内容を批判すること。真摯(しんし)な裁判批判が成立するためには,誤判による人権侵害をただそうとする批判者の意思と,裁判が国民の付託に基づいて行われるという国民主権の思想,そして言論の自由の保障が条件となる。フランスでは,すでに18世紀にボルテールが熱心な裁判批判を行っていたが,19世紀末に起きたドレフュス事件におけるゾラの活動がとくに有名である。アメリカでは,サッコ=バンゼッティ事件の裁判(1921)に対して多くの批判が加えられ,死刑執行後50年を経て州知事が被告人らの名誉回復を宣言した例がよく知られている。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

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