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角巻(き) カクマキ

デジタル大辞泉の解説

かく‐まき【角巻(き)】

大きな四角の毛布でできた肩掛け東北地方の婦人用防寒具。 冬》「男見て―の背がふとうごく/楸邨

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百科事典マイペディアの解説

角巻【かくまき】

東北・北陸地方の女性の防寒用のかぶり物。元来はふろしき状の布を三角に折り,ほおかぶりにしたものを角巻,フロシキボッチといった。ケットと称し外出に毛布を着た明治文明開化期の風俗が東北に伝わり,毛布に房をつけたものなどが用いられるようになった。

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世界大百科事典 第2版の解説

かくまき【角巻】

北海道,東北地方などの寒冷地で女性が外出の際,防寒用として用いる毛布状の肩かけ。形態は縦170cm内外,横160cm内外のほぼ方形で,周囲に同色の房がついている。色は年齢に応じて紺,灰色,緑,えんじなどがある。着方は,身長に応じて縦に二つ折りにして,頭の上,あるいは肩からまといつける。地域によっては三角形に折ることもある。角巻を〈ケット〉とか〈フランケ〉とよぶ地域があるが,この名は毛布の英語ブランケットblanketにちなむ。

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世界大百科事典内の角巻(き)の言及

【被り物】より

…一般にお高祖頭巾の名で知られ,大正時代まで女子の間で流行した。現在でもこの系統の頭巾は,防寒労働用として東北の婦人たちに,フロシキボッチ,サンカクボッチあるいは角巻(かくまき)の名で親しまれ愛用されている。もう一つ江戸期の被り物として重要なのは手ぬぐいかぶりである。…

※「角巻(き)」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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